WSD(楔状欠損)とHys(知覚過敏) |
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治療方針を決めるにあたり診断は何より大切です。そのためには、状態や程度、原因を洞察して、詳しく分類することが、第一歩です。 | ||
T WSDの程度、欠損の量・・・歯周組織の破壊、炎症の伴う程度
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U Hys 症状について・・・・有無、+ −
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V 原因に基づく
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記載要領 例)WSD1+、 WSD1TB+ WSD2 WSD2C- WSD3Brx |
代表例 | |
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WSD1+TB,C 初期の楔状欠損 知覚過敏症状を伴います 辺縁歯肉に歯ブラシの傷がみられます。 前歯部にはプラークが残っており、脱灰要素が関与しています 治療は、 まず、歯磨材を一時中止して、ブラッシング指導です。 |
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WSD2+TB 上顎は欠損が目立ちます 知覚過敏症状を伴います 辺縁歯肉の発赤、歯ブラシによる傷が目立ちます 歯間部には磨き残しのプラークが確認できます 治療は、
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WSD3-TB 歯根の露出が大きく、歯間部歯肉も退縮しています。 知覚過敏症状は少ないのですが、歯肉に歯ブラシによる傷が見られます。 治療は、 |
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WSD2-C 充填してありますが、黒く変色して2次カリエスになっています。 修復物は経年的にかならずトラブルをおこします。 |
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WSD3−C 根面カリエスになってしまいました。 歯ブラシの使い方の修正やF塗布をして、 定期的にメンテナンスしていたらこのような結果にはならなかったでしょう。 でも、、まだ間に合います! |
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WSD3−C 経年的にいろいろなことがおこっています。 楔状欠損に対して、つめる治療がいいのかヨーク考えてみてください。 |